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93歳を迎えるメンバー様とのパーソナル・トレーニング
2026 年 10 月 08 日
私には、今年93歳を迎えられるメンバー様がいらっしゃいます。
東京での、フリーランス期からご担当をさせていただいているので、
もう長い人生の時間を、ご一緒させていただいている事に感謝をしています。
私は基本的には、メンバー様のパーソナルな情報を、許可なくお話しすることはありません。
ただ、今回のお話はご本人の承諾をいただいたうえで、「この文章を読んでくださる方の励みになれば」と、そんな気持ちで書かせていただきます。
長い間、月に6〜8回ほどのペースで、継続してパーソナル・トレーニングを続けてこられました。
しかし、年齢を重ねるにつれて、ご家庭の事情などもあり、私と一緒にトレーニングをする回数が少しずつ減っていくこともあります。
そんな時、私は必ず、「私と一緒にトレーニングをしていない時間は、どのくらい身体を動かしていますか?」を、確認をするようにしています。便利な時代になりました。昔は腰に万歩計をつけて歩数を確認していましたが、今ではスマートフォンや、腕時計を見れば、その日の歩数を簡単に確認することができます。
ある日の歩数を見せていただくと、
13,600歩。
13,000歩。
6,800歩。
「昨日は旦那様とお出掛けをされたんです」
と教えてくださいました。
93歳を迎える方の一日の活動量として考えると、本当に素晴らしいことだと思います。
私は思わず、「Very good!!ですね」とお伝えをしました。
10月の平均歩数は、10/8現在で4800歩です。とても良い方だと思います。
またご本人様曰く出掛けて次の日は、休むようにされているとの事です。
リカバリーも完璧です。
また、この歩数から私と会っていない日も、積極的に家事や買い物、外出などもされている事が想像でき、消費カロリーも見えてきます。
それでも「以前より疲れやすくなった」というお話がありました。
ここで私は、食事だなと考えました。
「今朝は何を食べましたか?」
すると、「食パン一枚とチーズを食べました」と、その言葉を聞いて、私はなんとなく、その朝食の風景が想像できました。
食パンにチーズ。
シンプルですが、素敵な朝食です。
食事も身体を動かすための大切な栄養素です。
そして私は、メンバー様のお名前を呼んで、こんなお話をしました。
「パンを食べた時の力の出方と、お米を食べた時の力の出方、腹持ちの違いを感じたことはありますか?」と、
これは、パンが悪い、お米が良い、という単純な話ではありません。
大切なのは、自分の身体が、何を食べた時にどのように感じるのか、代謝をしているのかと言う事です。
例えば、(パン食の日の私のトレーニングのパフォーマンスと、白米を食べた日、玄米の食べた日で、
トレーニングのパフォーマンスが変わります。無駄に間食を摂ってしまった経験もあります。普段上がる重量が持てなかった経験もありました、)糖質も身体の中に入り、最初に消化、吸収される栄養素です。
その過程での燃えやすさと考えれば原因は明確です。
まとめると、ご自身の体質を知り、日々の活動量に対して、きちんとエネルギーを摂れているのかということです。
私自身、これまで長くトレーニングを続け、減量にも取り組んできました。
だからこそ、食事の大切さ。身体の代謝。関節の状態。
そして、日常生活の中で身体を動かす時間を作ること。
こうした一つひとつの積み重ねが、年齢を重ねた時の身体をつくっていくのだと感じています。
「歩く」という日常動作を支えるもの
また、普段から歩く機会が多い。だからこそ、私は足元のこともお伝えしています。
パーソナル・トレーニングでの話しになりますが、スタビリティエクササイズと言う名称を聞かれた事はありますか?
ご説明をさせて頂くと、足の裏に空気の入った道具を置き、わざと不安定な上でエクササイズを行う種目の事です。
このエクササイズの目的は、
足部の安定性を強める。バランス力をつける。軸を作るなど、スポーツの現場でも使用される事が多い種目です。
まとめると、足部の安定性はとても大切だと言う事です。
歩くという動作は、毎日の生活の中で繰り返されるものです。
だからこそ、「どんなシューズを選ぶのか」、「足関節が安定しているか」ということも大切になります。
特別な運動だけが身体づくりではありません。
買い物に行く。誰かと出掛ける。街を歩く。家の中で動く。
そうした一つひとつの日常動作そのものが、身体を使う大切な時間です。
その日のパーソナル・トレーニング
その日のパーソナル・トレーニングでは、上半身と下半身をつなぐ骨盤周りを中心に身体を整えていきました。
仙腸関節周辺。胸椎周辺。臀部。体幹。大腿四頭筋。ハムストリングス。
身体の状態を確認しながら、トレーニングとコンディショニングを組み合わせて進めていきます。
そしてセッションが終わる頃には、いつものように笑顔に。
「またね」と手を振って、帰っていかれました。
メンバー様とのパーソナル・トレーニングのない日に、どのように身体を使って生活しているのか。
メンバー様とのモチベーションを高める知識の共有も、
また、怪我やリハビリに対するメニューも、
ダイエットや美ボディーメイク、
スポーツも、ご迷惑になりすぎない距離感で、
そこまでを考えながら、これからも一人ひとりの身体と向き合っていきたいと思っています。
93歳。
長い人生の中で、私自身が指名で、ご担当をさせていただいていること。
そして、一緒に身体を動かせること。
とてもありがたい時間だと感じています。
これからも、無理をせず、その方らしく。
笑顔で身体を動かしていただけるように。
一緒に時間を重ねていきたいと思います。
本日もトレーニングお疲れ様でした。
